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ホームページ制作会社の選び方|地方の中小企業が失敗しないための質問リスト10

ホームページ制作会社の選び方|地方の中小企業が失敗しないための質問リスト10

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「ホームページを作りたいけれど、どの制作会社に頼めばいいのか分からない」「知り合いに紹介された会社に頼んだら、公開後に更新も相談もできなくなった」。福島・会津の経営者の方から、こうしたお話をよく伺います。

制作会社選びの失敗は、ほとんどが 契約前に聞いておけば防げたこと です。この記事では、喜多方市でWeb制作をしているOtsuksが、なるべく中立の立場で次のことをまとめます。

  • 地方の中小企業が制作会社選びでつまずきやすい理由
  • 地元の制作会社と全国対応の制作会社、それぞれの向き・不向き
  • 見積もり・打ち合わせで聞くべき10の質問と、「こんな答えなら要注意」というサイン
  • 打ち合わせの前に自社で準備しておくこと

質問リストはそのまま印刷して、打ち合わせに持っていけるように書いています。

地方の中小企業が制作会社選びで失敗しやすい理由

都市部に比べて、地方では制作会社を比べる機会そのものが少なくなりがちです。よくあるのは次のような流れです。

  • 取引先や知人から紹介された1社だけに話を聞き、そのまま契約する
  • 比べる基準が分からないので、結局「金額の安さ」で決める
  • 打ち合わせの内容を書面に残しておらず、後から「言った・言わない」になる

その結果、公開後に次のような困りごとが起きます。

よくある困りごと契約前に確認すべきだったこと
見た目はきれいだが、問い合わせが来ない目的に合った構成・スマホ対応・検索対策をどこまでやるか
文章を少し直すだけで毎回費用がかかる自社で更新できる仕組みか、保守に何が含まれるか
担当者と連絡が取れなくなった公開後の窓口と対応体制
制作会社を変えたいのに、ドメインを移せないドメイン・サーバーの名義と、解約時の扱い
見積もりより大幅に高くなったどんなときに追加費用が発生するか

どれも「作る前」の質問で見分けられます。次の章からの10の質問は、この困りごとを防ぐためのものです。

地元の制作会社と全国の制作会社、どちらを選ぶ?

質問リストの前に、依頼先の選び方の大きな軸を整理しておきます。今はオンライン会議で全国の制作会社に依頼することもできます。どちらが正解ということはなく、自社の状況に合うかどうかで選ぶのがおすすめです。

比べるポイント地元の制作会社全国対応の制作会社
打ち合わせ対面で相談しやすいオンラインが中心
写真撮影・取材現地に来てもらいやすい出張費がかかる、または写真は自社で用意することが多い
地域の事情の理解商圏・客層・採用事情を踏まえた提案が期待できる地域の事情は自社から説明が必要
選択肢の多さ候補の数は限られる得意分野や価格帯で幅広く選べる
大規模な案件会社の規模によっては体制に限りがある大人数のチームで対応できる会社もある

たとえば会津地方の場合、冬は雪の影響で外観や現場の撮影日程が組みにくくなります。「春に公開したいから、雪が降る前に撮影を済ませる」といった段取りは、地域の事情を知っている会社のほうが提案しやすいでしょう。

一方で、特殊なシステム開発が必要な場合などは、その分野に強い会社を全国から探したほうが合うこともあります。「地元かどうか」よりも「自社の目的に合った実績と体制があるか」 を優先してください。そこで役に立つのが、次の質問リストです。

見積もり・打ち合わせで聞くべき質問リスト10

各質問に「なぜ聞くのか」と「注意したい答え」をまとめました。答えそのものより、分かりやすく具体的に説明してくれるか も大切な判断材料です。

質問1:うちと近い業種・規模の実績はありますか?

聞き方の例:「同じ業種か、同じくらいの規模の会社の制作実績を見せてください。その案件では、御社はどこまで担当しましたか?」

実績を見ると、その会社のデザインの傾向や得意分野が分かります。ポイントは「どこまで担当したか」まで聞くことです。デザインだけなのか、原稿や写真、ロゴまで含めて担当したのかで、実力の見え方が変わります。

注意したい答え:

  • 実績を見せてもらえない、または「守秘義務で出せない」ばかりで具体例が1つもない
  • 実績の説明が「きれいに作りました」だけで、目的や工夫が語られない

質問2:窓口の担当者と、実際に作る人は誰ですか?

聞き方の例:「打ち合わせの担当者と、デザインや制作をする人は同じですか?公開後も同じ方が担当してくれますか?」

営業担当とデザイナーが別の会社でも、それ自体は問題ありません。ただ、要望が正しく伝わる体制か、公開後に誰に相談すればよいかは確認しておきましょう。小さな会社の場合は、担当者が1人で抱えていないか(休みや急な不在時の対応)も聞いておくと安心です。

注意したい答え:

  • 誰が作るのか説明がない、制作の大部分を外注しているのに説明されない
  • 専門用語ばかりで、こちらの質問にかみ砕いて答えてくれない

質問3:原稿と写真は誰が用意しますか?

聞き方の例:「会社紹介の文章やサービス説明は、こちらが書く必要がありますか?写真撮影は料金に含まれますか?」

見積もりの差が出やすく、公開が遅れる原因にもなりやすいのがここです。「原稿はお客様がご用意ください」という契約だと、忙しい経営者が文章を書けずに、制作が何か月も止まることがあります。

用意の仕方費用注意点
原稿・写真とも自社で用意安くなる社内で書く時間を確保できるか
原稿は取材して制作会社が作成上がる取材の回数、修正の範囲
写真はプロが撮影上がる撮影の場所・カット数・天候による延期

注意したい答え:

  • 「文章は後で考えましょう」と曖昧なまま見積もりが出てくる
  • フリー素材の写真だけで構成されていて、自社の写真を使う提案がない

質問4:スマホ対応と、検索されるための基本設定はどこまでやりますか?

聞き方の例:「スマホでの見え方はどう確認しますか?『喜多方 〇〇』のように地域名で検索されるための設定は含まれますか?」

Googleは、スマホ版のページの内容をもとに検索結果への登録や順位付けを行う「モバイルファーストインデックス」を採用しています。スマホで見づらいサイトは、お客様にとっても検索エンジンにとっても不利になります。

あわせて、ページごとのタイトルや説明文の設定、Googleサーチコンソール(検索での表示状況を確認できる無料ツール)の設定なども、どこまで含まれるか聞いておきましょう。

注意したい答え:

  • 「SEO対策で必ず1位にします」と断言する(検索順位は保証できるものではありません)
  • スマホ表示の確認方法を聞いても具体的な答えがない

質問5:公開後、自社でお知らせや実績を更新できますか?

聞き方の例:「お知らせや施工事例を自分たちで追加できますか?操作の説明やマニュアルはありますか?」

WordPress(ワードプレス)などの仕組みで作ると、ブログを書く感覚でお知らせや実績を追加できます。更新のたびに制作会社へ依頼する形だと、費用も時間もかかり、結果として情報が古いまま放置されがちです。

注意したい答え:

  • 独自の仕組みで作られていて、その会社以外は触れない
  • 「更新できます」と言うが、どのページが更新できるのか具体的でない

質問6:月額の保守費用には何が含まれていますか?

聞き方の例:「保守費用の中に、サーバー管理、バックアップ、セキュリティ対策、文章の修正は含まれますか?含まれない作業はいくらですか?」

「月額〇円」だけでは中身が分かりません。同じ金額でも、サーバー代だけの会社もあれば、更新作業まで含む会社もあります。項目を一覧で出してもらい、比べることが大切です。維持費の考え方は ホームページの維持費を解説した記事 でも詳しくまとめています。

注意したい答え:

  • 保守の内容が書面になっていない
  • 保守契約が必須で、内容に対して金額が高いのに理由の説明がない

質問7:ドメインとサーバーは、誰の名義で契約しますか?

聞き方の例:「ドメイン(〇〇.co.jp などのアドレス)とサーバーは、当社名義になりますか?ログイン情報は共有してもらえますか?」

見落とされがちですが、とても重要な質問です。ドメインが制作会社の名義で登録されていると、将来ほかの会社に依頼を変えるときに、名義を移すための手続きや制作会社の協力が必要になります。JPドメインの場合も、別の組織へドメイン名を移すには「移転申請」などの手続きが必要です。

制作会社に管理を任せること自体は問題ありません。ただし 「名義は自社、管理は制作会社」 という形にしておくと、何かあったときに困りません。

注意したい答え:

  • 「名義はこちらで持っておきます」と言い、理由の説明がない
  • 管理画面やサーバーの情報を、依頼しても教えてもらえない

質問8:公開までのスケジュールと、こちらが準備すべきものの期限は?

聞き方の例:「公開までの流れを教えてください。原稿や写真はいつまでに必要ですか?こちらの準備が遅れた場合はどうなりますか?」

納期は制作会社だけでは決まりません。原稿の確認、写真の提供、デザインの確認など、発注する側の作業も必ずあります。補助金を使う場合は、申請や交付決定の時期と契約・支払いのタイミングにも注意が必要です(ホームページ制作に使える補助金の記事 で解説しています)。

注意したい答え:

  • 「すぐできます」とだけ言い、工程表が出てこない
  • 自社側でやるべきことの説明がない

質問9:どんなときに追加費用が発生しますか?

聞き方の例:「デザインの修正は何回まで含まれますか?ページが増えたり、途中で内容を変えたりしたら、いくらかかりますか?」

見積もりの金額が安くても、修正や追加のたびに費用がかさむと、最終的な総額は大きく変わります。特に次の3つは、事前に確認しておきたい項目です。

  • デザイン修正の回数と範囲
  • ページ追加・機能追加の単価
  • 公開後の「ちょっとした修正」の扱い

注意したい答え:

  • 見積書が「制作一式」だけで、内訳がない
  • 「その都度ご相談で」と言われ、目安の金額も出てこない

質問10:解約するとき、サイトやデータはどうなりますか?

聞き方の例:「保守契約をやめたり、別の制作会社に移ったりする場合、サイトのデータやドメインは引き渡してもらえますか?費用はかかりますか?」

月額制のサービスには、解約するとサイトが使えなくなる契約もあります。デザインや写真の権利がどちらにあるかも、契約書で確認しておきましょう。「やめるときの話」は聞きにくいものですが、ここを誠実に説明してくれる会社は信頼できます。

注意したい答え:

  • 解約時の扱いが契約書に書かれていない
  • 最低契約期間が長く、途中解約の違約金が高額なのに説明が少ない

回答で見分ける:安心できる会社と注意したい会社

10の質問への答え方を、ひと目で比べられるようにまとめました。

質問安心できる答え方注意したいサイン
1. 実績近い事例を見せ、担当範囲まで説明する具体例がない
2. 担当者制作体制と公開後の窓口が明確誰が作るか分からない
3. 原稿・写真分担と費用を表にして説明する「後で考えましょう」
4. スマホ・SEO確認方法と設定内容が具体的「必ず1位にします」
5. 更新更新できる範囲と操作説明があるその会社しか触れない
6. 保守含む作業・含まない作業が書面にある金額だけで中身が不明
7. 名義自社名義を基本に提案してくれる理由なく制作会社の名義
8. 納期工程表と自社側の準備が示される「すぐできます」だけ
9. 追加費用修正回数・追加単価の目安がある「一式」「その都度」
10. 解約データ・ドメインの引き渡し方法が明確契約書に記載がない

全部に完璧な答えが返ってくる必要はありません。大切なのは、分からないことを分からないと言い、後から書面で回答してくれるか です。

打ち合わせの前に、自社で準備しておくこと

制作会社に質問するだけでなく、自社側でも次のことを整理しておくと、見積もりの精度が上がり、比べやすくなります。

  1. ホームページの目的:問い合わせを増やしたい、採用につなげたい、会社の信用を高めたいなど。1つに絞るほど提案が具体的になります。
  2. 予算の上限:制作費と月々の維持費を分けて考えます。相場は 福島・会津のホームページ制作費用の記事 を参考にしてください。
  3. 参考にしたいサイト:同業他社や、好きな雰囲気のサイトを2〜3件。
  4. 公開したい時期:繁忙期や補助金のスケジュール、撮影に適した季節も考慮します。
  5. 社内の担当者:原稿の確認や写真の手配をする人を決めておきます。

同じ条件を伝えて2〜3社から見積もりを取ると、金額だけでなく提案の中身の違いが見えてきます。

参考:Otsuksの場合の回答

公平を期すため、Otsuksが上の質問にどう答えるかも載せておきます。他社と比べる材料にしてください。

質問Otsuksの回答
実績Webサイト25件、ロゴ17件、EC3件。建設・不動産・清掃・歯科・整体・社労士・物流などの業種。制作実績の一覧 で公開しています
担当者打ち合わせから制作まで、代表が直接担当します。窓口と作り手が同じなので、お伝えいただいた内容がそのままデザインに反映されます
原稿・写真原稿や写真は、基本的にお客様にご用意いただいています。写真撮影はオプションでご相談いただけます。デザイン案の段階では、フリー素材やAIで生成した画像で仮の写真を入れることができ、そのまま公開用に使うことも可能です
料金コーポレートサイト30万円〜(税別)、ECサイト40万円〜(税別)
更新WordPressで制作し、納品時に管理画面の操作マニュアルをお渡しします。更新作業をお任せいただける保守プランもご用意しています
保守(Otsuks制作サイト向け)スタンダード月8,000円(税込8,800円):ドメイン・サーバー管理、月1回のバックアップ、セキュリティ管理、軽微な修正、WordPress本体・プラグインの管理と更新。アドバンス月15,000円(税込16,500円):スタンダードの内容に加え、構成・レイアウト変更、下層ページ追加(月1ページまで)、ブログ記事の代行投稿など。保守に入らず単発でのご依頼も可能です。※サーバー・ドメインの利用料金は含まれません
ドメイン・サーバーの名義原則として、お客様名義でご契約いただきます
納期コーポレートサイトで約1ヶ月が目安です(原稿・写真のご準備状況によって前後します)
追加費用・デザインの修正デザイン確認の工程で、ご相談しながらデザインを確定してから実装に入ります。実装に入ってからの変更は原則お受けしていませんが、どうしても必要な場合はご相談ください
解約時ドメイン・サーバーがお客様名義のため、保守の解約や他社への移行の際も、サイトの持ち主はお客様のままです。Otsuks側で必要な引き渡し手続きはありません

実績の例として、株式会社Reclean様 や 株式会社CLEANTIV様 では、ロゴとWebサイトをあわせて制作しました。また 株式会社服部組様 では、コーポレートサイトに加えて 鳶工事のサイト や リフォーム事業のサイト も制作し、事業ごとに情報を分けて伝える構成にしています。

まとめ

  • 制作会社選びの失敗の多くは、契約前の質問で防げる
  • 地元か全国かより、「自社の目的に合う実績と体制があるか」を優先する
  • 見積もり・打ち合わせでは、実績・担当者・原稿と写真・スマホとSEO・更新方法・保守・ドメインとサーバーの名義・納期・追加費用・解約時の扱いの10項目を確認する
  • 答えの内容だけでなく、分かりやすく説明し、書面で残してくれるかを見る
  • 自社側でも目的・予算・公開時期を整理してから相談すると、比較しやすくなる

Otsuksへのご相談でも、この10の質問をそのままぶつけていただいて構いません。喜多方・会津を中心に、福島の中小企業の方と直接お話しながら、できることとできないことを正直にお伝えします。

Contact

– ご相談・お見積り無料 –

福島・会津でホームページ制作をご検討中の方へ。
喜多方市拠点のOtsuksが、Webサイト制作からロゴ制作、Googleマップ対策(MEO)までまとめてご相談をお受けします。
「まだ何も決まっていない」段階でもお気軽にどうぞ。


参考:

Otsuks 代表 亀谷 三四郎

Written by

亀谷 三四郎|Otsuks 代表

福島県喜多方市を拠点に、Webサイト制作・ロゴ制作・MEO対策を手がける。打ち合わせから制作まで一貫して担当し、建設・不動産・医療など幅広い業種の中小企業サイトを制作。

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