「お金をかけてホームページを作ったのに、問い合わせが1件も来ない」「月に1〜2件あるかないかで、作った意味があったのか分からない」。福島・会津の経営者の方から、こうしたご相談をよくいただきます。
問い合わせが来ないのには、必ず理由があります。そして多くの場合、その理由はデザインの好みではなく、「見つけてもらえない」か「見つけてもらっても、問い合わせる決め手がない」のどちらかです。
この記事では、喜多方市を拠点にWeb制作をしているOtsuksが、次のことをまとめます。
- まず確かめたい「集客の問題」と「サイトの中の問題」の見分け方
- 問い合わせが来ない7つの原因と、それぞれの対策
- 自社のホームページを今日から点検できるチェックリスト
- 会津・福島の中小企業ならではの注意点
- どこから手をつけるべきか、改善の優先順位
まず確認:問い合わせが来ないのは「見られていない」から?「見られているのに」?
原因を探す前に、自社のホームページがどちらの状態なのかを確かめましょう。対策がまったく変わるからです。
| 状態 | 考えられる原因 | 主な対策 |
|---|---|---|
| そもそもホームページを見に来る人が少ない | 検索やGoogleマップで見つからない、案内が少ない | 地域名での検索対策(SEO)、Googleマップ対策(MEO)、名刺・チラシ・SNSからの誘導 |
| 見に来る人はいるのに、問い合わせにつながらない | 内容が伝わらない、信頼できない、問い合わせしにくい | 伝え方・導線・フォーム・スマホ表示の改善 |
どちらの状態かは、アクセス解析ツールで確認できます。代表的なのは、Googleが無料で提供している次の2つです。
- Googleアナリティクス(GA4):ホームページに何人が来て、どのページを見たか、どこで離れたかが分かります。
- Google Search Console(サーチコンソール):Google検索で何回表示され、何回クリックされたか、どんな言葉で検索されたかが分かります。
「設定されているか分からない」「見方が分からない」という場合は、制作会社に確認してみてください。数字が分からないまま、なんとなくデザインを変えても、問い合わせが増えるとは限りません。
問い合わせが来ない7つの原因と対策
原因1. 誰向けの、何の会社なのかが分からない
ホームページを開いた人は、最初の数秒で「自分に関係あるサイトか」を判断します。トップページの一番上(ファーストビュー)に、イメージ写真と「未来へつなぐ」「想いをかたちに」のような抽象的な言葉しかないと、何の会社なのか伝わりません。
よくある状態
- キャッチコピーが抽象的で、業種もサービスも分からない
- 対応エリアが書かれていない
- 「個人のお客様向け」なのか「法人向け」なのか分からない
対策
- ファーストビューに「何を・誰に・どこで」を1文で書く。例:「喜多方市・会津若松市の住宅リフォーム|水まわりから外壁塗装まで」
- 主なサービスを3〜5個、トップページで一覧にする
- 対応エリアを明記する(「会津地域全域」「喜多方市・会津若松市・会津坂下町」など)
原因2. 料金や依頼の流れが見えない
問い合わせをためらう大きな理由の一つが、「いくらかかるか分からない」「問い合わせたら、しつこく営業されそう」という不安です。
よくある状態
- 料金について「お見積りします」としか書いていない
- 問い合わせた後に何が起きるのか書かれていない
対策
- 「〇〇円〜」「一般的なケースで〇〜〇万円」など、目安だけでも載せる
- 料金が変わる理由(広さ、材料、作業内容など)を説明する
- 「お問い合わせ → ご相談・現地調査 → お見積り → ご契約」のように、依頼の流れを図や表で示す
- 「お見積りは無料」「無理な営業はしません」など、不安を減らす一言を添える
料金を細かく出しにくい業種でも、目安があるだけで「うちの予算でも相談していいんだ」と思ってもらいやすくなります。
原因3. 問い合わせの入口(ボタン・電話)が少ない
「問い合わせたい」と思った瞬間に、ボタンや電話番号がすぐ見つからないと、人はそのまま離れてしまいます。
よくある状態
- 問い合わせボタンがメニューの中にしかない
- 電話番号がページの一番下に小さく書いてあるだけ
- スマホで電話番号をタップしても発信できない
対策
- 各ページの最後に「お問い合わせ」ボタンを置く。長いページは途中にも置く
- スマホでは、画面の下に「電話する」「問い合わせる」ボタンを固定表示する
- 電話番号はタップで発信できるリンクにし、受付時間も書いておく
- 「見積もり依頼」「まずは相談」「資料請求」など、相手の気持ちに合わせて入口を分ける
原因4. 問い合わせフォームが長い・必須項目が多い
ボタンを押してフォームまで来たのに、入力項目が多すぎて途中でやめてしまう。これも非常によくあるパターンです。
よくある状態
- 住所・会社名・部署名・FAX番号など、最初の問い合わせでは不要な項目まで必須になっている
- 入力エラーの理由が分からず、送信できない
- スマホで入力欄が小さく、打ちにくい
最初の問い合わせで聞く項目は、次のように絞るのがおすすめです。
| 項目 | おすすめ | ポイント |
|---|---|---|
| お名前 | 必須 | — |
| 連絡先(電話またはメール) | どちらか一方を必須 | 両方必須にしない |
| お問い合わせの種類 | 選択式 | 「見積もり」「相談」などをタップで選べる |
| お問い合わせ内容 | 任意または短文でOK | 「詳しくはお電話で」でも送れるようにする |
| 住所・会社名・FAX | 原則不要 | 必要なら、やり取りの中で聞く |
送信ボタンの近くに「〇営業日以内にご連絡します」と書いておくと、送った後の不安も減ります。フォームを変えたら、実際にスマホで最後まで送信してみることも忘れないでください。
原因5. スマホで見づらい・表示が遅い
今は多くの人が、ホームページをスマホで見ています。総務省の「令和6年通信利用動向調査」では、個人のインターネット利用機器はスマートフォンが引き続き増えており、20〜59歳の各年齢層で9割以上が利用していると報告されています。
また、少し前のデータですが、Googleは2017年に「読み込みに3秒以上かかるページからは、53%のモバイルサイト訪問者が離れている」という分析を紹介しています。表示が遅いだけで、内容を読んでもらう前にお客様を逃しているかもしれません。
よくある状態
- パソコン用の画面がそのまま縮小され、文字が小さくて読めない
- 写真のデータが重く、表示に時間がかかる
- ボタン同士が近すぎて、押し間違える
対策
- 自分のスマホで、自社サイトを「お客様のつもり」で最初から最後まで見てみる
- Googleの無料ツール「PageSpeed Insights」で、表示速度の目安を確認する
- 写真を適切なサイズに圧縮する、不要な機能やプラグインを減らす
- スマホで見やすいデザイン(レスポンシブデザイン)になっていない場合は、リニューアルを検討する
原因6. 実績やお客様の声がなく、信頼できない
初めての会社に問い合わせるとき、人は「この会社に頼んで大丈夫か」を慎重に見ています。特に工事や住まい、医療・士業など、金額が大きい・失敗したくないサービスほど、信頼の材料が重要です。
よくある状態
- 施工事例・制作事例が載っていない、または何年も更新されていない
- 代表者やスタッフの顔が見えない
- 会社概要に所在地や設立年などの基本情報が少ない
- 「お知らせ」の最終更新が数年前で、営業しているのか不安になる
対策
- 実績は「写真+どんな依頼だったか+どう対応したか」をセットで載せる
- お客様の声は、実際にいただいた言葉を許可を得て掲載する(作り話は絶対にNG)
- 代表者のあいさつや写真、スタッフ紹介を載せる
- 資格・許認可・加盟団体など、客観的に信頼できる情報を載せる
- お知らせや実績を、少しずつでも定期的に更新する
原因7. 検索やGoogleマップで見つからない(SEO・MEO)
ここまでの6つは「見に来た人」に向けた対策でした。7つ目は、そもそも見つけてもらえていないケースです。
よくある状態
- 社名で検索すれば出てくるが、「喜多方 リフォーム」「会津若松 整体」のような言葉では出てこない
- ページのタイトルが「トップページ」「ホーム」のままになっている
- Googleビジネスプロフィール(Googleマップに表示される店舗・会社情報)を登録していない、または情報が古い
対策
- 各ページのタイトルと説明文に、「地域名+サービス名」を自然に入れる
- サービスごとにページを分け、それぞれ詳しく説明する
- よくある質問や、お客様に役立つ情報をブログなどで発信する
- Googleビジネスプロフィールを整え、写真の追加、最新情報の投稿、口コミへの返信を続ける
Googleは、ローカル検索(地図などの地域の検索結果)の順位は主に「関連性」「距離」「知名度」の3つで決まると説明しています。正確で詳しい情報を登録し、口コミに丁寧に対応することが、地図で見つけてもらうための基本です。Googleマップ対策の具体的な進め方は、会津の事業者向けMEO(Googleマップ集客)の記事 で詳しく解説しています。
問い合わせが来ないホームページのチェックリスト
自社のホームページを、スマホとパソコンの両方で開きながらチェックしてみてください。「いいえ」が多い原因から優先して見直すのがおすすめです。
| No. | チェック項目 | 関係する原因 |
|---|---|---|
| 1 | トップページの一番上で「何の会社か・誰向けか」が分かる | 原因1 |
| 2 | 対応エリア(市町村名など)が書かれている | 原因1・7 |
| 3 | 主なサービスがトップページで一覧になっている | 原因1 |
| 4 | 料金の目安、または料金が決まる考え方が載っている | 原因2 |
| 5 | 問い合わせから契約までの流れが書かれている | 原因2 |
| 6 | 各ページの最後に問い合わせボタンがある | 原因3 |
| 7 | スマホで電話番号をタップすると発信できる | 原因3 |
| 8 | 電話の受付時間・定休日が書かれている | 原因3 |
| 9 | 問い合わせフォームの必須項目が5つ以内に絞られている | 原因4 |
| 10 | スマホからフォームを最後まで送信できることを確認した | 原因4 |
| 11 | 送信後に「いつ連絡が来るか」が分かる | 原因4 |
| 12 | スマホで文字が読みやすく、横にずれたりしない | 原因5 |
| 13 | スマホで開いてすぐに表示される(PageSpeed Insights で確認) | 原因5 |
| 14 | 実績・施工事例が写真付きで載っている | 原因6 |
| 15 | お客様の声(実際にいただいたもの)が載っている | 原因6 |
| 16 | 代表者やスタッフの顔・あいさつが見える | 原因6 |
| 17 | お知らせや実績が、この半年以内に更新されている | 原因6 |
| 18 | 「地域名+サービス名」で検索したとき、自社が出てくる | 原因7 |
| 19 | 各ページのタイトルが「ホーム」などではなく、内容が分かるものになっている | 原因7 |
| 20 | Googleビジネスプロフィールを登録し、情報が最新になっている | 原因7 |
会津・福島の中小企業ならではの注意点
全国向けのノウハウをそのまま当てはめるのではなく、地域の事情もふまえて見直すと効果的です。
地名は「お客様が検索する言葉」で書く
お客様が検索する地名は、「会津」「会津若松」「喜多方」「塩川」など人によってさまざまです。住所の表記だけでなく、本文や対応エリアの欄にも、お客様が実際に使いそうな地名を自然に入れておきましょう。
紹介のお客様も、必ずホームページを見ている
地域の商売では、紹介や口コミから仕事につながることも多いものです。ただ、紹介を受けた人も、連絡する前に会社名で検索してホームページを確認することがよくあります。そこで情報が古かったり、スマホで見づらかったりすると、せっかくの紹介が問い合わせにつながりません。ホームページは「紹介の受け皿」でもあると考えてください。
電話で問い合わせたい人にも配慮する
お客様の年代や業種によっては、フォームより電話の方が気軽だという方もいます。フォームを整えるのと同時に、電話番号を目立たせ、受付時間を明記しておくことが大切です。
冬季や繁忙期の対応を書いておく
雪の多い会津では、冬季に対応できる工事やサービスが変わる業種もあります。「冬季の現地調査は日程をご相談ください」など、季節による対応を書いておくと、お客様が問い合わせをためらわずに済みます。
改善の優先順位:どこから手をつける?
すべてを一度に直す必要はありません。費用と手間の少ないものから順に進めましょう。
| 優先度 | 改善内容 | 手間の目安 |
|---|---|---|
| まずやる | 電話番号をタップで発信できるようにする、問い合わせボタンを増やす、フォームの必須項目を減らす | 小さな修正で対応できることが多い |
| 次にやる | 料金の目安と依頼の流れを載せる、実績とお客様の声を追加する、Googleビジネスプロフィールを整える | 原稿や写真の準備が必要 |
| 必要ならやる | ファーストビューの作り直し、サービスごとのページ作成、スマホ対応や表示速度の抜本的な改善 | 構成やデザインの見直し(リニューアル)が必要な場合がある |
「小さな修正を重ねても変わらない」「スマホ対応ができていない」「自分では更新できない仕組みになっている」という場合は、リニューアルを考えるタイミングかもしれません。制作費の考え方は 福島・会津のホームページ制作の費用相場の記事 で紹介しています。
Otsuksにご相談いただく場合
Otsuksでは、「きれいに作る」だけでなく、問い合わせにつながる構成を大切にしてホームページを制作しています。これまで、清掃・建設・不動産・医療/整体・士業など、地域の中小企業を中心に多くのサイトを手がけてきました。
- 株式会社Reclean様のサイト制作事例:Webサイトとロゴをあわせて制作。「暮らしの“困った”を、まるごと解決する」という理念を、親しみやすく分かりやすいデザインで表現しました。
- (株)長嶋建設様のサイト制作事例:施工事例やサービス内容を分かりやすく紹介し、信頼感を持っていただける構成に仕上げました。
- 桜木社会保険労務士事務所様のサイト制作事例:専門性の高いサービス内容が伝わるよう、信頼感を重視したデザインと構成を採用しました。
そのほかの事例は 制作実績の一覧 からご覧いただけます。
ご相談の内容に合わせて、次のような形でお手伝いしています。
| ご相談の内容 | Otsuksのサービス | 料金 |
|---|---|---|
| ホームページを新しく作りたい・作り直したい | コーポレートサイト制作 | 30万円〜(税別) |
| Otsuksで作ったサイトを、少しずつ改善していきたい | 保守運用 アドバンスプラン(構成・レイアウト変更、下層ページ追加 毎月1ページまで など) | 月15,000円(税込16,500円) |
| Googleマップで見つけてもらいたい | MEO運用支援(Googleビジネスプロフィールの初期設定、口コミ返信代行、順位測定、月1回のレポート) | 月15,000円〜(税別) |
保守プランに入らず、必要な修正を単発でご依頼いただくこともできます。他社で制作したホームページの保守や部分的な修正は、基本的にお受けしていません。ただ、内容によってはお手伝いできる場合もありますので、「作り直すべきか、直せば使えるか」も含めてお気軽にご相談ください。
まとめ
- 問い合わせが来ない原因は、「見られていない(集客)」と「見られているのに問い合わせにつながらない(サイトの中)」に分けて考える
- よくある原因は、①何の会社か分からない ②料金・流れが見えない ③問い合わせの入口が少ない ④フォームが長い ⑤スマホで見づらい・遅い ⑥実績や声がなく信頼できない ⑦検索・地図で見つからない、の7つ
- チェックリストで「いいえ」が多いところから、手間の少ない改善を優先する
- 会津・福島では、地名の書き方、紹介客の受け皿、電話への配慮、季節ごとの対応もポイント
「うちのホームページのどこが悪いのか、見てほしい」というご相談も歓迎です。現状を一緒に確認し、直すべきところを優先順位をつけてお伝えします。
Contact
– ご相談・お見積り無料 –
福島・会津でホームページ制作をご検討中の方へ。
喜多方市拠点のOtsuksが、Webサイト制作からロゴ制作、Googleマップ対策(MEO)までまとめてご相談をお受けします。
「まだ何も決まっていない」段階でもお気軽にどうぞ。
参考:



